ACホットライン シナジーデザイン株式会社の記事の一覧

シナジーデザイン株式会社のプロフィール

シナジーデザイン株式会社


【コメント】
全国、約350社の整備工場・販売店さまのホームページ制作から保守管理までを、ご担当させていただく中で蓄積されたWEB集客のノウハウを、分かりやすくお伝えいたします。
その他にも、業務効率化や車屋さんが取り組むべきIT活用のご提案まで、"ためになる情報"をお届けいたします。


【経歴】
・車業界専門のシステム開発・ホームページ制作を行うシナジーデザイン株式会社のマーケティング担当
・全国の整備振興会など各方面でセミナーや講演活動を行っている
・実践的なWEB集客のノウハウを中心に連載予定

シナジーデザイン株式会社ホームページ

カテゴリ:プロフィール

18件中 1~5件を表示中

公開日時:2020-03-11 09:00

執筆者:シナジーデザイン株式会社

整備工場の「ホームページ集客」について『意外と出来ていない店舗さんが多いWEB集客の簡単ノウハウをお伝え!』

 今回はとても重要で簡単な集客アップ方法、“なのに”意外と出来ていない店舗さんが多い簡単ノウハウをお伝えいたします。これが出来ていないと、とてももったいないです。なぜなら、無料で宣伝が出来ホームページを持っていてもいなくても効果があって、しかも短時間で簡単にできるノウハウだからです。

 それは「グーグルマップへの無料登録」です。「車検地域名」で検索すると検索結果の上のほうに地図が表示されます。その地図上に候補として表示されるようにするのがグーグルマップ登録です。「車検」などの競争が激しいキーワードで検索で上位に表示させるのは大変ですが、グーグルマップへの登録をすると検索結果の上に「わりこみ」が出来るようになります。

 さらに、お店の名前で検索したときにも、お店の写真や電話番号、営業時間、定休日、そしてお店の評価が表示されます。登録することで、お客さんの目に触れる回数が確実に増えます。つまり、宣伝効果が高くなるんです。

グーグルマップ登録のメリット
1.「0円」でできるWEB集客
 なんといっても0円というのが大きいです。
登録に必要な時間も短く、目の前のパソコンやスマホで、数分あれば登録を済ませることができます。
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2.口コミを見ることができる
 今の世の中で、口コミを参考にしないというお客さまはいないのではないでしょうか?グーグルマップに登録するだけで、口コミを投稿してもらったり管理もできます。
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3.スマホユーザーを効果的に取り込める
 これからはますますスマホの利用率が高くなります。グーグルマップに登録するとスマホでも見やすい形式で情報が表示されます。
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4.検索エンジン対策より簡単
 検索順位を上げるのはホームページの中身を書き換えたり、キーワードを調整したり…。とにかくややこしい!そういった面倒さがないのも特徴です。
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5.ホームページへスムーズに誘導できる
 お店のホームページへのリンクを設定することができるので、載せきれない情報をホームページに入れておけば、集客効果をアップできます。
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 次は簡単にグーグルマップに会社情報を登録する方法についてお伝えします。横文字が出てきて難しく感じるかもしれませんが、実際にやってみると意外に簡単なのでぜひチャレンジしてみてください。

グーグルマップへの会社情報の登録方法
1.まずは会社用のグーグルアカウントを取得し、
「グーグルマイビジネス」と検索して出てきたページをクリック。
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2.そのページで会社名を入力
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3.住所を入力
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4.電話番号と、ホームページのアドレスを入力
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以上で入力は完了です。
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 登録するだけで、集客効果が高まる。さらに0円!こんな良い集客手段なのに見落としている人は意外に多いんですね。今、この情報を知られた方は、この機会にぜひ登録しちゃうことをおススメいたします。

 実はグーグルマップにも弱点があります。それは、グーグルマップに載せられる情報に限りがあることです。掲載できる写真や口コミの数は限られています。なので集客効果はもちろんあるのですが、爆発的に増えることはありません。

 集客効果をさらに高める方法としてホームページの活用があります。実はこのグーグルマップには自社のホームページのURLを登録出来ます。リンクを張ることで、グーグルマップ経由でお店に興味を持った人をホームページに誘導できます。ホームページに誘導できれば集客できる可能性は大きくアップしますので、グーグルマップへの登録時には必ずホームページのアドレスを登録するようにしましょう。

 もしホームページをお持ちでない場合は、弊社が運営するクルマ業界”最速”ホームページ作成ツール「デキテル」の無料トライアルをお試しいただければ嬉しく思います。少し宣伝を入れてしまいましたが、グーグルマップ登録は非常に有効なノウハウなのでぜひご活用いただければと思います。

 このようにネット上には有効だけど意外と実行されていないノウハウがたくさんありますので、今後も機会があればご紹介していきたいと思います。

シナジーデザイン株式会社
企画編集:三井住友海上火災保険株式会社 営業推進部・モーターチャネル推進チーム 
     エーシー企画株式会社

カテゴリ:経営 , フロント

公開日時:2019-08-07 08:00

執筆者:シナジーデザイン株式会社

ついに「アクセル踏み間違い」が補助金の対象になりました。

ACホットラインをご覧のみなさま、こんにちは。
シナジーデザインの代表 奥野と申します。

みなさまご存じのようにここ数年、
高齢者の交通事故が大きな社会問題
になっています。

中でも多いのが、アクセルとブレーキの踏み間違い、による事故ですね。
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悲惨な事故を繰り返さないように自治体やメーカーが動き始めました。

その中でも2019年に大きな動きがありました。
それは、東京都踏み間違い防止のパーツに補助金が出るようになったことです。

自治体は本気の構えで、
パーツ購入費のなんと 9割(最大10万円)が補助されるとのことです。
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半額や2/3補助はよく聞きますが、9割補助はかなり珍しく、
それだけ自治体も取付けを推し進めたいのだと思います。

今は 東京都在住で70歳以上の高齢者しか対象になっていませんが、
事故は全国で起こっておりますので、東京都での効果を見たうえで
高い確率で全国にこの補助金が広がっていくと考えています。
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日刊自動車新聞の記事によると、大手カー用品量販店のある店舗では、
補助金の発表後のパーツ売り上げが、35倍になっています。
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トヨタは500台だった、踏み間違いの加速を抑制するシステムを搭載した
クルマの生産予定を10倍の5,000台に引き上げています。
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まとめると

・東京都が補助金制度を急遽開始
・トヨタ が生産予定を 10倍に引き上げ
・大手カー用品量販店のパーツ売上が 35倍の伸び

となっており、踏み間違い防止パーツが一気に普及していく可能性が高い、
と考えられます。
事故を防ぎ、悲惨な加害者や被害者を減らすためにも
非常に意味のある取り組みだと感じます。


シナジーデザイン株式会社
企画編集:三井住友海上火災保険株式会社 営業推進部・モーターチャネル推進チーム 
     エーシー企画株式会社

カテゴリ:経営 , フロント , メカニック

公開日時:2018-08-22 08:00

執筆者:シナジーデザイン株式会社

導入するなら今がチャンス! 最大50万円!! IT導入補助金をご利用いただけます

アドバンスクラブでご紹介させていただいている
2つの施策の導入にIT導入補助金がご利用いただけます


ホームページの制作

自動車業界に特化した業者が、ホームページを作成します。
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  「デキテルの紹介ページ」→https://dekiteru.jp/
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 「デキテルIT導入補助金活用例」→https://dekiteru.jp/hojyo/image


お客さまへの自動ショートメール送信サービス
簡単なお客さま情報の登録により、ピッタリの時期にピッタリのメール文面が、お客さまへ自動で送信されるサービスです。お客さま満足度の向上、リピート率アップに繋げることができます。

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 「抱きしめ~る紹介ページ」→https://d-mail.info/
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 「抱きしめ~るIT導入補助金活用例」→https://d-mail.info/hojyo/image

募集期間:2018年9月1日~9月28日  交付決定:2018年10月中旬予定
     費用は交付決定後に一括でお支払いただきます。

 *IT導入補助金:中小企業のIT化を後押しする目的で導入された補助金制度
 *当該サービスは、シナジーデザイン株式会社 が提供しています
 *補助金を申請する際には、中小企業診断士の活用をお勧めいたします。
  その際には、成功報酬として20%が別途必要となります。

照会先: シナジーデザイン株式会社   担当:嶋田、二宮
Mail:all@syde.jp
電話:06-6539-5200


シナジーデザイン株式会社 嶋田 直人
企画編集:三井住友海上火災保険株式会社 営業推進部・モーターチャネル推進チーム 
     エーシー企画株式会社

カテゴリ:経営

公開日時:2018-06-06 08:00

執筆者:シナジーデザイン株式会社

整備工場のホームページ担当者さんが押さえておきたい3つのポイント(Vol. 1)

自動車業界専門のホームページ制作・システム開発を行うシナジーデザイン株式会社の嶋田です。
「ホームページをもっと効果的に使いたい…」
という悩みを持つホームページ担当者さんは数多くいらっしゃると思います。

そこで今回から計3回に分けて、「整備工場のホームページ担当者さんが押さえておきたい3つのポイント」 についてご紹介していきたいと思います。

「今のホームページは効果が出ないから別の業者に乗り換えるぞー!」と、リニューアルしたものの、新しいホームページでも効果が出ない…。

そんな負の連鎖から抜け出すには、ホームページ集客の基礎知識を身につけておく必要があります。
必要な知識がないまま表面のデザインを書き換えるリニューアルを繰り返しても、結局、同じ失敗を繰り返してしまうだけです。

今回ご紹介する内容は、全国 約400社の整備工場さんのホームページ集客をお手伝いしている経験から導き出した「生きた情報」ばかりです。

ホームページ担当者さんなら最低限身につけておきたい「ホームページ集客の基本」をおまとめしたので、ぜひ 最後までお読みください。

【 目次 】
1. ホームページの導入目的を明確化する
 1-1 初めに ホームページ導入の目的を整理する
 1-2  目的が集客の場合はメニュー数を絞った方が良い
 1-3  目的が明確であればあるほど精度の高い戦略を立てられる (← Vol.1 ではココまでをご紹介)


2. ホームページ売上の仕組みを理解する
  2-1 ホームページ売上 = アクセス数 × コンバージョン率 × 入庫率 × 粗利額
  2-2 ホームページ売上はCPO(入庫台数/コスト)で考える
  2-3 短期・中長期目標のどちらにもPDCAサイクルを回す


3.  ホームページ集客を「社内の重要プロジェクト」にまで引き上げる
  3-1 ライバル整備工場は本気でホームページ集客に取り組んでいる
  3-2 ホームページの重要度を引き上げた整備工場が成功している
  3-3 経営者も 設定したKPIの数値管理を怠らない


ホームページの導入目的を明確化する

まずは、ホームページ導入において最も重要な「ホームページの導入目的を明確化する」ことからご説明していきたいと思います。

では、早速始めていきましょう!


1-1 初めに ホームページ導入の目的を整理する

そもそも、ホームページを導入する目的は何でしょうか?

「車検の入庫台数を増やしたい」や「中古車販売に力を入れたい」、他には「取引先からの信用を得たい」など様々な目的が考えられます。

しかし、ホームページで成果を出すには 「センターピンをどこに立てるのか?」 を事前に明確にしておく必要があります。

 ・会社パンフレットとして使いたい(コーポレートサイト)
 
 ・車検の集客がしたい(車検の集客サイト)
 
 ・求人サイトに掲載する着地ページが欲しい(求人用サイト


ホームページの導入目的として3つの例を挙げましたが、
それぞれ挙げた例によって、「ゴールが異なる」ことに気づかれましたか?


 ・コーポレートサイト → 安心・信用の獲得
 
 ・車検の集客サイト → 車検の予約獲得
 
 ・求人用サイト → 求職者からの応募獲得



目的を達成するには、プラン(計画)を立てて、実行しながら評価・改善に取り組む必要があります。(PDCA)

ゴールが異なれば、もちろんプラン(計画)も異なります。ホームページ集客がうまく行かない例として、このプラン(計画)が異なることに気づかないまま進めてしまい、結果的に失敗してしまうといったパターンがよくあります。

※ 目的を明確化することについては、 以前の記事 にもおまとめしているので、ぜひそちらもチェックしてみてください。>> 過去記事をチェックする

1-2  目的が集客の場合はメニュー数を絞った方が良い

次にご紹介するのは、集客が目的の場合に気をつけなければいけないポイントです。

いざ、ホームページを作るぞ!となった時に開かれる会議の一コマとして、

社長:「とりあえず、車検の入庫台数を増やしたいなー!」

社員A:「社長、板金塗装の入庫も最近減ってますよ…。ついでに、板金塗装の内容もホームページに含めたほうが良いのでは?」

社員B:「いやいや、待ってください!今月の目標にもあるように、中古車販売も始めたばかりなので、一緒にホームページに盛り込んでください!」

と、こんな感じにどんどんホームページに含める「メニュー数」が多くなってしまうケースがあります。

実は、ココに失敗する原因が潜んでいます!

ホームページ集客に成功している整備工場さんのホームページを分析すると、ある共通点が見えてきます。

その共通点とは 「ホームページに含めるメニュー数を絞っている」 という点にあります。

では、なぜホームページ内のメニュー数は絞った方が効果が出やすいのか?を、3つの理由に分けて説明していきます。

・理由1:検索エンジン対策(SEO)において有利

まずは1つ目の理由ですが、ホームページ集客で最も重要な「アクセスを集めること」において有利に働く点が挙げられます。

実際に検索することで、ひと目で理由をお分かりいただけるかと思いますので、実際に検索してみましょう。

■ Googleを使って検索してみましょう!

日頃お使いになられているブラウザから、まずはGoogleを開いてください。
次に、Googlの検索窓の中に「横浜市 車検」と入力して検索してください。
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すると、上の画像のような検索結果が表示されます。
検索結果をご覧いただくと、上位に表示されたほとんどのサイトが、「 車検の専用サイト 」であることに、お気づきいただけるかと思います。

特に、車検のようなライバルが多いメニューは、メニュー数を1つに絞った専用サイト作りが必須です。

※メニューを絞ることで専門性が高まり、結果的に検索エンジンに好まれやすいホームページに仕上がります。


・理由2:メニュー数を絞ることは、見込ユーザーの離脱防止にも効果的

検索エンジン対策(SEO)に取り組んだ結果、アクセス数は徐々に増えてきたけど、お問合せがなかなか増えない…。

そんな時は「離脱数を減らす」取り組みが必要です。

例えば、「車検を頼める整備工場を探したい!」と思って、インターネットで「車検 〇〇市」と検索したユーザーにとって知りたい情報とは、

・車検の料金

・車検の実績

・車検の特典

ではないでしょうか?

それなのに、いざホームページを開いてみると、車検以外の「板金塗装」や「中古車販売」の情報が掲載されていては、「知りたい車検の情報が探しにくいな…。」と、違うホームページに逃げられてしまう可能性が高まります。

一般的に、ファーストビュー(ページを開いた時、スクロールせずに見える一番最初の範囲のこと)を見てスグにページを離れるユーザーの割合は50~70%以上と言われています。

「パッと見ただけで、ユーザーは瞬時に読むか読まないかを判断している」ことが、上記のデータから見てもお分かりいただけるかと思います。

ホームページ内に複数のメニューを出すことで、ユーザーによっては「使いにくいサイト」と判断されてしまう可能性がある ということを覚えておきましょう。


・理由3:先にホームページ集客に取り組んでいるライバル企業を、情報量で上回りやすい

最後に3つ目の理由ですが、先にホームページ集客に取り組んでいるライバル企業のホームページより「情報量で上回りやすくなる」ということが挙げられます。

例えば、ライバル企業のホームページには、既に鈑金塗装に関するページが30ページ用意されていたとします。

そこでライバルに負けじと、毎週1ページずつホームページに記事を増やしていくことを戦略として決めました。

 ・鈑金塗装 以外のメニュー数が3つある場合 
  → 鈑金塗装のページ数が31ページになるには 31ヵ月もの期間が必要
 ・メニューを鈑金塗装1つに絞った場合 
  →  たった8ヵ月 で鈑金塗装のページ数が31ページ以上に到達 
  ※鈑金塗装 以外のメニュー数が3つある場合は、毎週4つのメニューごとにまんべんなく記事を
   増やすことを仮定しています。


ご覧いただいた通り、メニューを 鈑金塗装 の1つだけに絞ることで「情報量でライバルを上回りやすく」なります。

情報量でライバルを上回ることで、より幅広いキーワードでのアクセスが獲得できるため、結果的にアクセス数がアップします。

※1 弊社が管理する整備工場さんのホームページを解析したところ、ページ数とアクセス数は比例傾向にあることが分かりました。
ページ数を増やすことで、より多くのキーワード(様々な車種や事例)に対応したページが作成されるので、幅広いキーワードからのアクセスが獲得できるようになります。こういった取り組みを「ロングテールSEO」と呼びます。



1-3 目的が明確であればあるほど精度の高い戦略を立てられる

ホームページ集客において、戦略を立てることは非常に重要です。

ただし、精度の高い戦略を立てるには、目的が明確化されていて、かつメニュー数も絞られている必要があります。

例として、車検メニューと鈑金塗装メニューでの戦略の違いをご紹介いたします。


・車検 → 専用サイトの立ち上げ + WEB広告の活用

・鈑金塗装 → 専用サイトの立ち上げ + 事例ページの追加


車検はWEB広告を活用しているライバルが多いメニューで、大規模サイト(ポータルサイト)も数多く存在します。

また、検索キーワードがある程度 絞られている分、ロングテールSEOが不向きなメニューとも言えます。

一方、鈑金塗装は「修理箇所」と「修理内容」の組み合わせが無数にあるので、検索キーワードが絞り込みにくいメニューと言えます。

そういったメニューはロングテールSEOが向いているので、修理事例などのページ追加がおススメです。

このように、精度の高い戦略を立てるには「集客したいメニューを事前に決めておく」必要があります。


次回はホームページ売上の仕組みについてご紹介

最後までお読みいただきありがとうございます。

今回は、ホームページ集客の基礎の部分についてご紹介しました。ホームページ集客においてしっかりとした土台作りはとても重要です。
いくら上物(デザイン)が立派でも土台がグラグラしていては成功しません。

既にホームページを導入されている整備工場さまも、目的が明確に決まっていない場合や、メニューを出しすぎてしまっている場合は、一旦立ち止まって見直してください。

また、これからホームページの導入を考えられている整備工場さまは、今回ご紹介した内容を踏まえたホームページ作りに取り組んでください。


それでは、次回の記事のチェックもお願いします!


【コラム読み終えた方は】

ホームページの導入目的を紙に書き出しましょう!


1. ホームページの導入目的を書き出してみよう!

2. 自社の事業内容を書き出して、強み・弱みを分析してみよう!

3. 自社分析の結果を踏まえて、集客メニューを絞り込もう!

上記3点が決まれば、次は「コスト」と「戦略」を決めていきます。

戦略はかけれるコストによって大きく異なりますので、まずはコストから算出してみてください。

< 参考までに >

・国内ディーラーさんの平均PL(損益計算書)の構造

  - 原価:81.2%
  - 販促費:15.9%
  - 営業利益:2.9%

販促費は約16%を占めているようです。

※厚生労働省 日本自動車販売協会連合会「自販連会員総合調査報告書」より

・2016年媒体別広告費割合

  - 新聞:8.6%
  - 雑誌:3.5%
  - ラジオ:2.1%
  - 地上波テレビ:29.2%
  - 衛星メディア関連:2.1%
  - インターネット広告費:20.8%
  - プロモーションメディア広告費:33.7%

プロモーションメディア広告費は、屋外広告やDM、チラシなどをトータルしての割合です。実質、 インターネット広告費 は、地上波テレビに次ぐ 2番目にコストが割かれている巨
大メディア
です。

ちなみに、クルマ業界で馴染み深い 「折り込みチラシ」は、インターネット広告費の46.7%に留まっています。
また、「DM」に関しては、インターネット広告費の37.2%止まりです。

※プロモーションメディア広告費は、2012年(平成24年)との比較で97.5%と 2.5%シェアが縮小しています。
逆にインターネット広告費は、2012年(平成24)との比較で105.6%と 5.6%シェアが拡大しています。 (WEBシフトは確実に加速している)

※ 電通「日本の広告費」(http://www.dentsu.co.jp/knowledge/ad_cost/)より



シナジーデザイン株式会社 嶋田 直人
企画編集:三井住友海上火災保険株式会社 営業推進部・モーターチャネル推進チーム 
     エーシー企画株式会社

カテゴリ:経営

公開日時:2018-06-06 08:00

執筆者:シナジーデザイン株式会社

整備工場のホームページ担当者さんが押さえておきたい3つのポイント(Vol.2)

自動車業界専門のホームページ制作・システム開発を行うシナジーデザイン株式会社の嶋田です。


今回は、 前回 から3回に分けてご紹介する予定の 「整備工場のホームページ担当者さんが押さえておきたい3つのポイント」 についての第2回目です。

「なかなかホームページで成果が上がらない…。」とお悩みのホームページ担当者さんのヒントになるような内容ばかりをおまとめしたので、ぜひ最後までお読みいただければと思います。



【 目次 】

1. ホームページの導入目的を明確化する
  1-1 初めに ホームページ導入の目的を整理する
  1-2  目的が集客の場合はメニュー数を絞った方が良い
  1-3  目的が明確であればあるほど精度の高い戦略を立てれる (← Vol.1 ではココまでをご紹介)


2. ホームページ売上の仕組みを理解する
  2-1 ホームページ売上は「アクセス数 × コンバージョン率 × 入庫率 × 粗利額」
  2-2 問題点の改善( PDCA)がホームページ売上アップの秘訣
  2-3  ホームページの評価は CPO(入庫台数/コスト)で考える (← Vol.2 ではココまでをご紹介)


3.  ホームページ集客を「社内の重要プロジェクト」にまで引き上げる
  3-1 ライバル整備工場は本気でホームページ集客に取り組んでいる
  3-2 ホームページの重要度を引き上げて成功
  3-3 経営者もホームページの 数値管理を怠らない



ホームページ売上の仕組みを理解する

前回の記事では、
ホームページを導入するまでにやるべきことについてご紹介いたしました。

ホームページ集客に取り組む上での「事前準備」や「戦略」について、少しご理解いただけたかと思います。

そこで今回は、実際にホームページで売上を上げるために知っておきたい「ホームページ売上の仕組み」についてご紹介いたします。

では、早速始めていきましょう!


2-1 ホームページ売上は「アクセス数 × コンバージョン率 × 入庫率× 粗利額」

まず始めに、「ホームページ売上の計算方法」からご紹介していきます。

ホームページ集客に取り組む上で、とても重要な公式なのでぜひ覚えておきましょう!

ホームページ売上 = アクセス数 × コンバージョン率 × 入庫率 × 粗利額

上記の公式ですが、ホームページ売上を上げるために必ず取り組む必要がある 「PDCA」 *1 における改善ポイント です。

ホームページで売上が上がらない場合は、上記のどこかに問題があるケースがほとんどです。

*1 事業活動における生産管理や品質管理などの管理業務を円滑に進める手法の一つで「 Plan(計画)」→「 Do(実行)」→「 Check(評価)」→「 Act(改善)」の 4段階を繰り返すことによって、業務を継続的に改善することです

2-2 問題点の改善(PDCA)がホームページ売上アップの秘訣

ホームページで売上を上げるには、「問題点を見つけては改善する」を繰り返し行う必要があります。

所謂(いわゆる)、 「PDCAを回す」ことが重要 です。

前の章でご紹介した「ホームページ売上の公式」において、自社のホームページの問題点はどこか?を分析してみましょう!


ホームページ売上の問題点を見つけて解消する

・アクセス数

・お問合せ率(コンバージョン率)

・入庫率

・粗利額



では実際にホームページ売上を上げるために改善すべきポイントについて、少しご紹介したいと思います。

今回は代表的なアクセス数の改善について、下記におまとめいたします。



■ アクセス数を改善するためにやるべき3つのこと

ホームページ売上を上げるには、まずはアクセス数を増やすところからのスタートです。

そこで、アクセス数を増やす3つの代表的な方法をご紹介いたします。


1. 検索エンジンからのアクセス数を増やす(SEO)

アクセス数を増やすと言えば、真っ先に思い浮かぶのが「検索順位の改善」ではないでしょうか?

確かに 検索順位が改善すれば、アクセス数も比例して増える傾向 にあります。

では実際に検索順位を改善するには、何から始めれば良いのか?ですが、「SEO」といって、検索エンジンに好まれやすいホームページ作りに取り組む必要があります。

SEOについては、前回の記事でご紹介しているので、ぜひ そちらを チェックしてください。


2. WEB広告を利用してアクセス数を増やす(リスティング広告)

ライバルが多いメニュー(車検や車販など)においては、アクセス獲得のメインになりつつあるのが「WEB広告」を利用した方法です。

WEB広告は、分かりやすく言えば 「アクセスをお金で買う仕組み」 で、特によく利用されている「クリック課金型広告」は、1クリックあたりに広告費がかかる仕組みとなっているため、広告費の垂れ流しにならないという特徴があります。

代表的なWEB広告(リスティング広告)には、
「Googleアドワーズ」や「Yahoo! JAPAN プロモーション広告」などがあります。

ご自身で簡単に始めることも出来て、広告予算も自由に設定できるので、ホームページを新しく作った際などに、一度ご利用いただくのも良いかと思います。

ただし、より効果的にWEB広告を運用するとなると、専門的な知識が必要となるので、一度専門家に相談されることをおススメします。


3. ソーシャルメディアを使ってアクセス数を増やす(SNSの活用)

最近では、「Facebook」や「インスタ」「LINE」を使った集客に取り組まれている整備工場さんも増えています。

顧客との接点を増やす場として「Facebook」を利用したり、カスタムやコンプリートカーの販売をされている店舗さまでは、「インスタグラム」にカスタム事例などを掲載することで、新たなファンの獲得に繋げられているケースも見かけます。

もちろんSNSにも広告があり、広告を利用することで新規集客に繋げられている事例も増えています。


2-2 ホームページの評価は CPO(入庫台数/コスト)で考える

ここまでは「ホームページ売上の計算方法」と「売上アップに必要な問題点の改善」についてご紹介してきました。

ぼんやりとしか見えていなかった「ホームページ売上」のことが、少しずつ明確になってきましたか?

ここからは、少し専門的な中級編の内容をおまとめさせていただきます。

ホームページ売上について、さらに詳しく知りたい方は、ぜひ最後までお読みいただければと思います。


■ ホームページを公平に評価する方法

では早速ですが、皆さんが考える「ホームページの評価基準」って何でしょうか?

お問合せ数?入庫台数?

「お問合せ数」も「入庫台数」も決して間違いではありません。
ただ、「数」を基準に考える場合は、セットで「予算」についても考えておく必要があるということを覚えておいてください!


・A社の場合:月10万円のWEB広告を利用している

→ お問合せ:月10件 入庫台数:月5台


・B社の場合:月2万円のWEB広告を利用している

→ お問合せ:月4件 入庫台数:月2台


例えば上記の場合、
お問合せ数はA社の方がB社よりも月6件多く、入庫台数も月3台多いです。
もちろん両社とも「お問合せ率」と「入庫率」は同じで、違うのは月のWEB広告予算だけです。


・A社の場合:月10万円のWEB広告を利用している

→ 1件あたりのお問合せ獲得単価(CPA):10万円 ÷ 10件 = 1万円

→ 1件あたりの入庫獲得単価(CPO):10万円 ÷ 5件 = 2万円


・B社の場合:月2万円のWEB広告を利用している

→ 1件あたりのお問合せ獲得単価(CPA):2万円 ÷ 4件 = 5千円

→ 1件あたりの入庫獲得単価(CPO):2万円 ÷ 2件 = 1万円



予算が異なるホームページの場合は、
1件あたりの「お問合せ獲得単価(CPA)」や「入庫獲得単価(CPO)」 を用いることで
公平な評価ができます。

「競合店はホームページからお問合せを30件も獲得している」

などとお話をされているケースを良く耳にしますが、その場合は必ずセットで「どの程度の予算をかけられているのか?」まで確認しておく必要があります。

先ほどご紹介した「PDCA」に関しても、現状の問題点を解消することがゴールではなく、1件あたりの入庫獲得単価(CPO)の改善がゴールです。



次回はホームページ集客の成功事例をご紹介

最後までお読みいただきありがとうございます。

今回は、ホームページ売上についておまとめしました。

ホームページで売上を上げるには、問題点を見つけて改善することを繰り返す必要があります。

自社のホームページの問題点がどこにあるのか?
をもう一度見直すために、まずはホームページの分析から始めてください。

また、ホームページは1台あたりの入庫獲得単価(CPO)を基準にすることで、公平な評価ができることもご理解いただけたかと思います。

「お問合せ数」や「入庫台数」など、「数」だけで評価するのは公平とは言えません。

「数」を考える場合は、必ずセットで「予算」についても考えるようにしてください。

それでは、次回の記事のチェックもお願いします!



【コラム読み終えた方は】

自社ホームページの問題点を見つけて改善しよう

まずは、ボトルネックを見つけるためには「分析」から始める必要があります。

では実際にどうやれば「分析」できるのか?ですが、無料で使えるサービスを使えば、どなたでも簡単に自社のホームページを分析できます。

そこで、下記に無料で使えるGoogleのサービスについて簡単におまとめしますので、ぜひ、自社のホームページを分析してみてください。



・無料でホームページ解析が出来るGoogleアナリティクス

Googleアナリティクスを使えば、ホームページの「アクセス数」や「訪問者数」などのデータを簡単に取得できます。

・セッション(訪問した延べ人数)

・ページビュー(閲覧されたページ数)

・ユーザー数(訪問したユーザー数)

・直帰率(1ページ目だけを見て離脱したユーザーの割合)


上記でご紹介した取得できるデータは、Googleアナリティクスの機能のほんの一部です。



Googleアナリティクスを導入するには、Googleのアカウントがあれば大丈夫です。
後は、Googleアナリティクスにホームページを登録して、最後に「トラッキングコード」というコードを自社ホームページに埋め込むだけで設定は完了です。

Googleアナリティクスの設定方法に関しては、インターネット上にたくさんの説明サイトがあるので「Googleアナリティクス 使い方」などと検索してみてください。



【数値の基準】

・お問合せ率(コンバージョン率)の目安:1%

アクセス数は地域やメニューによっても大きく異なります。そこで、今回はお問合せ率を基準としてご紹介いたします。

お問合せ率は、よく1%をまずは目指しましょう!と言われます。


お問合せ率1%を基準にすると、

・お問合せ数が1件の場合 → 100 セッション

・お問合せ数が5件の場合 → 500 セッション

・お問合せ数が10件の場合 → 1000 セッション



上記の計算となります。
あくまで目安ですが、アクセス数の目安としてお考えください。

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